国産ぶどう各種


主産地/おすすめ時期

岡山、長野、山梨/7月~9月

 

参考規格

5kg/箱、350g/パック など

(産地や品種によって異なります)

 

概要

夏秋果物の看板役者、ブドウ。

魅力は食べる際の手軽さと、品種の多さではないでしょうか。

毎年のように新品種が登場するブドウも、種なし巨峰などの黒皮系、マスカットなどの緑皮系、デラウェアなどの赤皮系に大別できます。それぞれのグループでのオススメをご紹介させていただきます。

 

ブドウの見分け方

ポイントは3つ。軸、色、ブルームです。
「軸」太く青いものほど鮮度が良い証拠。
「色」…房全体の色づきで判断しましょう。黒系・赤系のブドウは色の濃いものを。緑系のブドウは熟すにつれて黄色みを帯びてきます。
「ブルーム*1…ブドウ全体をうっすらと白く覆うベールのようなものがブルーム。このブルームが房全体についているものが新鮮さの証といえます。
*1果物自身が自然に生成するもの(水分蒸発や病気を防ぐ役割がある)で、そのまま口にしても問題ありません。

 

ブドウはあまり日持ちのしない果物です。なるべく早いうちにお召し上がり下さい。
食べきれない場合は新聞紙やビニール袋で包み、野菜室で保存すると良いでしょう。その際はブルームを洗い流さず、保存して下さい。



黒皮系

巨峰/種なし巨峰

黒ブドウの定番品種!ぶどうの王様とも呼ばれます。甘みの強い果肉と、豊富な果汁の優れた食味が魅力。皮ごと食べる品種ではありませんが、皮離れが良いため食べやすい品種です。

 

ジベレリン処理によって種なし巨峰にする事ができ、近年では消費者の嗜好から種なし巨峰の需要が高まっています。また、後継品種の親になることも多く、後述のピオーネやナガノパープルも巨峰の系統を汲んでいます。

ピオーネ

巨峰を親に持つ日本生まれの品種。

皮は紫黒色で、一粒15~20g程の大粒品種になります。

 

果肉は締まった印象で、酸味の少ない上品な風味が魅力です。また粒が落ちにくく、日持ちがよい点から贈答用としても好まれます。

巨峰に比べ大粒で、さっぱりとした上品な風味が感じられます。

ナガノパープル

巨峰を親に持つ長野県生まれの品種。

種がなく、皮ごと食べれる黒皮系ぶどうになります。

 

一粒13~15gと大粒で、甘みが多く感じられます。シャインマスカットのようなパリっとした食感ではなく、柔らかな食感になります。味は濃厚で、香りも芳醇。今後に期待できる品種です!



緑皮系、赤皮系

シャインマスカット

スチューベン、マスカットの系統を汲む、皮が黄緑色の大粒品種のブドウです。

流通している殆どが種無し栽培され、果皮も薄いため『皮ごと食べれる種無しブドウ』として人気です。

肉質はしっかりとしており、強い甘みと少ない酸味、マスカット特有の香り高い品種。パリっとした食感の後に、甘みの強い果汁と豊かな芳香が口いっぱいに広がります。

ルビーロマン

藤稔の系統を汲む石川県生まれの赤皮大粒品種。

毎シーズン市場の初セリ時の高値が話題になり、主に贈答用として用いられます。

一粒の大きさは20g以上と極めて大きく、一口で食べるのに戸惑ってしまうほど。頬張れば口いっぱいに豊富な果汁が広がります。酸味が控えめなため甘味を強く感じます。

出荷時には厳しい出荷検査があり、その中でも特に優れたものには"プレミアム"の表記が入ります。