水茄子


主産地・おすすめ時期

大阪府/5月~10月

 

参考規格

15入、20入、24入、28入/箱

(写真のサイズは24入/箱)

 

 

概要

茄子は長茄子、丸茄子、米茄子、小茄子、白茄子など種類が豊富な野菜のひとつ。また、日本においての歴史は古く、各産地ごとに独自の品種が残っている野菜でもあります。そんな茄子の中でも、夏場にこそ食べて欲しいのが水茄子です。

水茄子は葉が擦れただけでも傷がついてしまうほど繊細で柔らか。栽培の際には実の周りの葉を丁寧に取り除いたり、畑の水分量を見極めたりと、生産者の丁寧な仕事がその実ひとつひとつに詰まっています。

一般的な茄子(中長種)に比べると、コロンと丸みを帯びた形が特徴的です。水分が多いため大きさのわりにずっしりとしています。

輸送に弱い点から、野菜売り場(青果そのもの)より漬物売り場で(加工品として)目にすることが多いかもしれません。けれど、店頭に並んでいたら迷わずに買って欲しい野菜のひとつです。

 

水多き水茄子

水茄子はその名の通り水分を多く含み、アクが少ないため生食がオススメ。浅漬はもちろん、サラダなどで少しの塩味を足せば、水分の甘さが引き立ち、ジューシーな食感が楽しめます。

もちろん普通の茄子と同じように加熱調理にも向いています。水分を多く含むので、食感はとろけるような口当たりに変化します。ほんのひと手間ですが、水茄子の水分が出にくいように揚げ焼きなどにしてから調理するのがポイントです。

 

茄子は低温と乾燥に弱く、日が経つと皮にシワが寄り、果肉は固くなってしまいます。2~3日のうちに食べきるのであれば風通しのよい冷暗所で保存。それより長く保存するのであれば互いに触れないよう新聞紙などで包み、冷気が当たらないように冷蔵庫で保存しましょう。焼きナスにしてから冷凍しておくのも便利です。

 

水分たっぷりの水ナスで暑気払い、というのはいかがでしょうか。